映画 「スノーホワイト」
見ました。
『アリス・イン・ワンダーランド』のスタッフが贈る、戦う白雪姫伝説を描いたアクションファンタジー。
美しいプリンセス・スノーホワイトが、父を殺し国を乗っ取った女王・ラヴェンナに戦いを挑む。“
白雪姫がジャンヌダルクよろしく鎧きこんで、抵抗軍を結成し、女王へ挑む話。
小人……といっても、ホビットというよりドワーフという感じなキャラ。
毒リンゴ、眠りの呪い、キスの目覚め、などなど、
白雪姫要素はちゃんとちりばめられている。
幼馴染のイケメンウィリアム君と
妻を亡くし傷心だけど、白雪姫をきっちり守護する狩人のワイルドエリック君
この二人と白雪姫との三角関係も面白いけど、結局こっちはウヤムヤな感じで終わってしまう。
途中でトロールが出てくるけど、
本当にそれっきり。
最後の戦いにトロールで出てきて参戦すれば面白かったのに、と思った。
悪の魔女“役”である女王にも焦点があてられていて、
単純な勧善懲悪というよりは、むしろ魔女と一般人との生存競争という認識をうけた。
一般人からすれば魔術を使う魔女は恐ろしい化け物だけど、
魔女も魔女で、なんの代償もなく魔術を使ってるわけじゃない、と。
だから女王も余裕ぶって高飛車にかまえてるというより、終始必死にもがいている感も強い。
女王の弟は普通の人間なのかと思ったけど、
彼も女王の魔術の恩恵をうけていた。
最後は非業の死をとげるけど、女王も決して見捨てたわけじゃなくて、
助けようと思ったけど、自身の憔悴が激しくどうにもならなかった、と。
しかし、まともに剣を振る訓練もせずに、
いきなり鎧きこんで、戦いに赴く白雪姫ってどうなんだろう?
だって、実際の戦闘中は周りの兵士に守られて、
やっとこさ、女王の下に辿り着いて、一所懸命切り掛かっても掠りもしない。
背後から斬りかかってんのにも関わらず当たらない。
いや、あれは女王の力の演出なんだろうけど、
あの展開じゃどう見ても、
ほら、みろよ、剣の素振りもまともにしてないからだよバカじゃねーの?
という風にしか思えない。