映画 「バルジ大作戦」
見ました。
ヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアンらアメリカ映画界の大物俳優が集結
第二次大戦、ドイツ軍の運命を決したアルデンの闘いを、史実に忠実に再現
第二次大戦、ヨーロッパ戦線。
連合軍は進撃を続け、ナチ崩壊を目前に早くも勝利ムードに浸っていた。
しかし陸軍中佐のカイリーだけは、独軍が再度反撃してくるのではと考えていた。
その頃ドイツでは、へスラー大佐らが起死回生をかけて、アルデンの連合部隊を急襲。
ドイツ軍は連合軍前線基地を次々と撃破し、戦線後方にはパラシュート部隊を降下させようとしていた。
米軍のカイリーとドイツ軍のヘスラーの双方に焦点があてられてる作品。
あと、そのほかにもちょっとした登場人物とドラマが。
経験豊富な部下に一方的に支えられてた新米上官の成長とか感動。
映像演出自体は、最近の映画に比べるとやはりチープな感じはする。
体の欠損は当然として、出血シーンすらほぼ皆無に等しい。
撃たれたら、あ~れー!と両手あげてクルクル回転しながら倒れる……という感じ。
ヘスラーは最初高潔な軍人……という印象をうけたが、実はそうでもなかった。
あれも一種の狂気なんだろうか……。
最終的には部下にも見限られ、戦車と運命を共に。
米軍側将軍の、燃料消費作戦をやろう、ってときに、私は冷酷かね?みたいなこと言ってて、
その時はなにが?という感じだったが、
要するに勝ち目がないと分かってる戦いに戦車隊を差し向けよう、てことか。
序盤、圧倒的な戦車で破竹の勢いで進軍を続けつつも、いくつかのトラブルに巻き込まれるドイツ軍、
特に戦車長全滅?一部死亡?はかなり重大な事件っぽいとおもうんだけど……
本当にその場限りで、後に続く布石にもなってなくて残念だったかも?
話の流れとしては、あれで無駄に時間をくった……というわけなんだろうけど。
それだけ?とも思った。
あと霧があれば敵側が制空していても大丈夫!この霧の中じゃ飛行機は飛べない!
といってるのはドイツ側だけで、
米軍側じゃ全く飛行機からの攻撃……の話題が全く無かったのも……。
偵察機のやつはあったが……。
霧がはれるぞー!てなっても、
実際戦闘機は全く登場しなかったし……。
とはいえ、
お互いがお互いの戦略を予測し、相手より上、さらに上……とやりつつ、
その一方で暗躍する工作員、とか、すごい面白かったです。
総評としては、粗がありつつも非常に面白い名作、という感じでしょうか。
しかしあの酒場の女性は結局死んでしまったのか……?