今度、裁判員制度が始まりますよね。
某アンケートサイトの集計結果等を見ると、
賛成と反対が大体五分五分に近い状態のようです。
賛成派の主な意見は、裁判官等の人間が世俗離れしている、
裁判結果に不満がある、というもの。
逆に反対派は、正常かつ公平な判断が専門知識もない人が出来るのか?
勤め先との問題、責任が重すぎる、面倒、といった感じ。
あと、やってみないと分からないといった中庸派も多々。
私としては、中庸でも反対に近い側、でしょうか。
やっぱりね、メディア(ネットを含み)にすぐに踊らされるような一般市民に正常な判断が出来るとは思えませんね。
なんか、裁判員と陪審員の違いすら分かってない人も案外多そうで。
こりゃだめだわ、と。
前にも書いたかもしれませんが、
「被害者の立場になって」というような事を言う人は絶対に、やってほしくないです。
それって、要するに感情に任せろってことで。
むかついたから殺す、興奮したから犯す、欲しくなったか奪う、
そーいう野蛮なことと同義です。
被害者の立場になったら、むかついた。
だから何でもかんでもとにかく死刑でいいよ。
いいわけねーだろ!
そもそも、こういう人は刑罰の意味すら分かってないんだと思います。
刑罰は更生のためにあるわけで。
例えば、懲役10年という判決がでたら、
この犯罪者は更生するのに10年かか、という意味なんですよね。
別に犯罪者を苦しめるために刑罰があるわけじゃないんです。
それなら、鞭打ちをはじめとし、拷問のようなものをした方がよっぽどいい。
ああ、なんか書いててむかついてきたわ。
日ごろから、実際に裁判に行ったわけでもない、事件の詳細を知るわけでもない、専門知識があるわけでもない。
そんな人間の多くが、TVでこれはおかしい、と言われた途端揃って、確かにおかしいおかしい、て、もうほんとにあほかと。
自分が選ばれたら、とにかく似たような状況の裁判の前例を片っ端から調べなきゃならんだろうから、確かに面倒といえば面倒だよね。
そういう情報をあっちで用意してくれればいいんだけどね。
てか、そういうのを調べないで出る人ってのは本当に何を根拠に判断するんだろう?と思う。
ああ、やっぱだめかもしれんね、この制度は。
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