他人薦められる、薦めたいと思う本と、
自分の好きな本というのはまたちょっと違うよね。
最近はなんかあまり他人には知らせたくない、
自分だけのものにしたい、という思いもある。
昔の夏目漱石や森鴎外を始め、今の東野圭吾、村上春樹、北方謙三
吉本ばなな、等。
有名どころを挙げればまずハズレはないわけで、割と大衆受けもいいんだろうけどね。
だからこそ、私は逆に推したくはない、かな。
あれこれ他人の品評聞いて、イイトコばかり読んで、確かにこれはいい、これはいい、てのもどうかと思う。
なんか、それは違う気がするね。
もっとね、良いものも悪いものも面白いものもつまらないものも、とにかく沢山の本を読んでいくべきだと思うんだよね。
そもそも、そういうことをしないと何が本当に優れているか、なんて分からないはずなんだけど。
ま、他人のレビューほどアテにならない上に気に食わないものもないわけですが(苦笑
というわけでね。
当初は山田風太郎の作品を推そうかと思いましたけどね、やめましたよ。
加納朋子もね、かなり好きなんで、これにしようかと思いましたが、
あえてこれで。
テリー・グッドカインドの「魔道士の掟」シリーズ
これを推したいと思います。
ストーリーとしてはとにかく定番のファンタジーです。
ヒーロー(主人公)がいて、ヒロインがいて、悪の大王がいて。
勿論ドラゴンも出てきますね。
このドラゴン当初は敵の魔王の手先なんですけどね。
主人公がこのドラゴンの子ども(卵)を助けたことから、なんと定番通り主人公に味方することになるんですが、
いやいや、このツンデレっぷりといったら!
定番だからこそ安心して読める。
そして、定番だからこそ工夫が難しい。
定番のはずなのに先が読めない?
魔王を倒した後も話は「魔石の伝説」、「魔教の黙示」と続いていきます
中二病なんて言ってないで、まずは一読!
最後に一つ助言なりを言わせてもらえば、こうやって、数々のブログやサイトにお勧めの本とやらが大量に並ぶわけなんですけどね。読書が好きというなら、ぜひとも、このお勧めさせられている本はあえて避けて、誰にも進められていない本をね。
探して読んで欲しいですね。
その中で、自分が面白いと思えた本に出会えた時の喜びはまた格別だと思いますよ。PR