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フィードメーター - 思考の狭間 ~一瞬の中の無限の時を刻む~

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「勇敢」高校生に感謝状


こーいうのもいろんな考え方があると思うんだよね。
あ、誤解されないように最初に言っておけば、この高校生は非常にすばらしいことをしたと思う。
うん。
頭でグダグダ考えるよりも体が先に動き、人を助けられるっていうのはとてもすばらしいこと。
こーいうことに何度も遭遇するとは思えないけどね、一度こういう経験をすれば、今後もいろんな場面でちょっとしたことから大きなことまで、人助けということが出来るんじゃないかな。

やっぱり誤解されないように言っておけば、これはあくまで一つの考え方であり、私自身もこれが全てだとは思ってなんかいない。
それでも言わせてもらえば、例えば、
1人の命を助けるのに2人以上の命を危険にさらすのはおかしいよね。
全ての命は平等、そうだというなら尚更だね。
1人より2人以上の命の方が軽いなんてことがあるわけない。
今回の件だって結果だけをみればみんな無事万々歳だけど、
もし、助けにはいった高校生と共に2人が死んでしまったらどうなっていたんだろうか?
そんな結果に誰が満足する?誰が喜ぶ?
「All or Nothing」そんな行動ほど馬鹿らしいものはない。
記事を見るに、線路内でうずくまっていた男性というのは恐らく自殺しようとしてたんだろうね。
未来に希望を抱いて……いたかどうか分からないけど、少なくとも死ぬなんてことは考えていなかっただろう高校生が、自殺願望者に巻き込まれて死ぬなんて、これほど不条理な話はない。
そうやって考えてみれば、彼女は些か軽率だったんじゃないのか、とも。

じゃあ、見て見ぬふりをすればよかったのか?というと、
そんなことはない。そんなことはないよね。
難しい話だと思う。二律背反というと言い過ぎというか語弊な感があるけど、どうすればいいのか、どうすればよかったのか、
本当に難しいね。

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あとね、この記事を読んで一番許せないと感じたのはね、

>警報機の音と、「助けてあげて」という通りかかった女性の声が響いた。

この女性。
いやいや、あんた一体何様よ、と思います。
ほっとけば、彼は死ぬだろう。
でも助けに入る人も死ぬかもしれない。

だから、助けに入らないというのは、
確かに醜悪な考えかもしれないけど、まだ理解出来る。
そういう弱さというのは誰しもが持っていて、全ての人がそれを克服出来るわけじゃない。

でも、そんな危ない場所に、自分以外の人間を行かせようとするのはどうなんだ?
件の高校生がそれで死んでしまったら、この人はどうやって責任をとるんだ?
こーいう人に限って、誰も助けに入らなかったら、ヒステリックになんで助けてあげなかったのよっ!と叫ぶんですよね。

恐らくは主婦だかそんな感じの人だと思うんですが、自分よりずっと若い人がそういう所に助けにはいろうとしてるのに対し、何も思わないものなんでしょうか。
助けに入ろうとしたのを止めた、というのならまだまだ理解出来ますよ。
それもまた非情な手段ではありますが。
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