東野圭吾 「おれは非常勤」
岩井恭平 「ムシウタ bug 1st.夢回す銀槍」
〃 「ムシウタ bug 2nd.夢囚われる戦姫」
〃 「ムシウタ bug 3rd.夢狙う花園」
佐野 洋 「事件の年輪」
山岡荘八「水戸光圀」
岩井恭平 「ムシウタ 2 夢叫ぶ火蛾」
岩井恭平 「ムシウタ bug 4 夢並ぶ箱船」
小和田哲男 「戦国軍師の合戦術」
有栖川有栖 「暗い宿」
山岡荘八 「源頼朝 2」
山岡荘八 「源頼朝 3」
溜まりにたまっていた読んだ本たちです。
全部の感想書くのは大変なので、
一冊をピックアップして……
というわけで
佐野 洋「事件の年輪」の感想をば。
「考えないでもありません。しかし、わたしは若くはありませんからね。残りの人生を、裁判しかも『ズボンのチャックを下したかどうか』なんていう争いに使いたくはない、そう思いませんか?」
(172頁)
電車で痴漢の冤罪をかけられた老人に無実の証明をしようとする主人公に話した台詞です。
哀愁がただよってきますね。
女性専用車なんかじゃなくて、女性隔離車を作ればいいのに。
「「人生は八十一から」とか「老いを愉しむ」といった類の本が氾濫しているが、老いを愉しめる人は恒産があり健康で仕事があり、大家族または中家族で暮らしているのであって、大半の老人はそうではない。」
(370頁)
全くもって同感です。
人生そんなに甘いもんじゃないですよね。
若いうちに愉しんでおかないと……
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