脳死状態にしたニワトリにチューブで栄養を送り、効率よく肉を生産する技術を駆使した肉工場コンセプトがスゴイ!!『マトリックス』方式の肉生産に倫理的な問題はあるのか!?現在、世界では爆発的な人口の増加と貧困層の富裕化などによって食糧危機が問題となっています。中でも肉の需要は増大する傾向にあり、試験管での人工肉開発、うんこを使った人工肉、肉食の代替としての昆虫食などの解決策が提案されています。
しかし多くの人々からは、「ちゃんとした肉を食べたい」という要望が強く、それに応えるために効率よく肉を採取できる羽毛の生えないニワトリも開発されましたが倫理的な問題が指摘されています。ところが、このニワトリ以上に効率的に肉を生産するための飼育システムが提案され大きな話題となっています。それは、ニワトリを脳死状態にして、映画『マトリックス』に登場する人間プラントのように肉を生産するというものです。
パックに入れられた脳死状態のニワトリは、栄養だけをチューブで送り込まれて効率よく肉を生産します
この肉生産技術コンセプトは、建築を学ぶ学生アンドレ・フォードさんが提案しているものです。
フォードさんの提案では、まず外科的にニワトリの大脳皮質を切除し脳死状態にします。この処置によって生存するためだけの最低限の能力だけのニワトリを作ります。そして、それらのニワトリをパックに入れて立体的に吊り下げ、チューブから必要な水分や栄養を胃に流し込むことで効率よく肉を生産するといいます。
この肉生産技術コンセプトには、いくつかの利点が存在します。
まず、動き回り活動するニワトリを動けなくして自動的に成長させることで、肉生産に必要な土地を大幅に削減し、非常に効率的に肉を生産できます。そして、ニワトリを脳死状態にするため、これまで殺して食べられる状態になるまでに感じていた苦痛をニワトリが感じることがなくなるため、ニワトリの苦痛を減らすことができて非常に倫理的だといいます。
へー。
なるほどなー。
記事内では「脳死」って書かれているけど、
wikiによれば
脳死(のうし、英:brain death)とは、ヒトの脳幹を含めた脳すべての機能が不可逆的に回復不可能な段階まで低下した状態のことである。
ただし国によって定義は異なり、大半の国々は大脳と脳幹の機能低下に注目した「全脳死」を脳死としているが、イギリスでは脳幹のみの機能低下を条件とする「脳幹死」を採用している。
とのこと。
ってことは厳密にはこの鶏は脳死状態であるわけではない……のか?
でも
>まず外科的にニワトリの大脳皮質を切除し
これは明らかに不可逆的な状態ですよね。
でも全ての機能が、というわけじゃないからやはり脳死ではない……のか?
でもどーなんでしょーねー。実際。
機材にはそれほどお金がかからないのだろうか?
運動しない鶏だと味が落ちる……ぽい?けど、
その分安価で買えるなら割とアリ?特にマクドナルドみたいなファストフード系では重宝されそうではある。
大量の鶏の一匹一匹から痛覚等を司る脳だけ切除するってのもクソ面倒臭そうな気はするけど。
もともと畜産や屠殺なんか一般消費者はまず関わらないことだし、
かってにやってりゃいいんじゃねーの?
とも思いますけど。
人工肉にしろなんにしろ。
その上で、価格を含めて消費者がどれを買ってどれを買わないか、でもってなにが淘汰されて何が残るかをきめりゃーいいんじゃあ、と。
でも正直これは見た目が気持ち悪いから受け入れられなさそうな気がする。