よくよく考えてみれば、分ってるようでいざその違いを説明しろと言われると困ったりするね。
まぁ、それはとりあえずおいておくとして、
例えば、幽霊はいると思うか?という問い。
こういった問いは、非常に答え方に悩む。
いないと言われれば、いないような気もする。
いると言われれば、いるような気もする。
いるにしろいないにしろ、その答えに対し、その根拠は?
と聞くと、まず大抵はなんとなくとか直感とか、狂信的なとにかくいるわけない!といった返答が多いように思われる。
でも、これはどーなんだろう?
しっかりと筋道を立てた理論に基づいていないものは、いるかどうか?という問いには不適切だと感じてしまう。
一般的な人の返答の仕方というのをより適切化すれば、
いるかどうか?という問いに対しては、
「分らない」というのが妥当ではないだろうか。
有無のどちらにしろ、確固とした説明が出来ない以上、
いる、いない、というのは私たちのある種の願望なのではないだろうか。
即ち、「いると思いたい」「いないと思いたい」といった感じである。
で、私はどう思いたいのか、と言えば、
出来ればいないと思いたい。だって怖いじゃないか。
でも、いるとも思いたい。死んだらすべて虚無というのも寂しい。
やはり、返答に困ってしまう。
加納朋子さんの「ささらさや」という本に、
幽霊とはトランジット・・・あれ?なんだっけ?(爆
要するに、現世から常世へと向かう途中の状態だという設定があるんですが、これは中々に面白いですよね。
昔の偉い人が云った、死んだら幽霊になるのだとしたら、この世は幽霊で埋め尽くされてしまう~なんてのも説明出来るわけですし。
まぁ、輪廻転生論でも説明はつくんですが。
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