昨日の話題にちょっと関係して。
先日買った……えーとなんでしたっけ?
「理系」という生き方、という本を今読んでます。
主に伊達政宗を読みながらちょこちょこと……
つか、まだ冒頭しか読んでないんですけどね。
その冒頭に面白い文がありましたよ。
「いっぽう2002年度に本格実施された「ゆとり教育」の結果、
授業時間数が大幅に減った。高校の教師からすれば、入試に出ない科目を学ばせるゆとりはないという状況になった。」(21頁)
いや、書いてあることは誰でもわかってる話なんですけどね。
このゆとり教育を開始したら、学ばせるゆとりがなくなった、なんてかなり面白い皮肉ですよね。
ねえ、こんなこと勉強して役に立つの?
じゃあ、君は何のために勉強してるの?
受験のため?親や周りに強制されてるから?みんながやってるから?
大学生は挙って、学問は大学から始まると、
大学院生は挙って、学問は院生になってから始まると言うけど、
それはとても可哀想なことだね。
学問なんてそれこそ小学生だって始められるのに、それに気付くのに大学にまでいかないといけない。
それはとても大きな損失に違いない。
私が高校の時、私は勿論理系のコースを選んだんですけどね。
(文系科目の方が成績は良かったんですけど)
化学はαクラスとβクラスにわかれてましてね。
秀才クラスと落ちこぼれクラス、てわけじゃないです。
受験科目用と、それ以外の人用、という分け方でした。
まぁ、ぶっちゃけ秀才、落ちこぼれ、てのとそれほど大差があるわけでもない、といってしまえばその通りですね。
で、私は化学はちんぷんかんぷんというか、化学記号覚えるのも面倒だったので、βクラス、落ちこぼれもとい、それ以外の人用のクラスにしたんです。
えー、私のクラスが確か40人弱ぐらいで、βに行った人は私含めても10人いるかいないか、ぐらいだったと思います。
授業内容としては、αは一般教室で黙々と(?)受験対策の問題集を解いて、私たちβは人数も少なかったので、実験室で毎時間実験ばかりやってました。
いや、なんといいますかね、楽しかったですよ。
この科目で受験はしない!て決まりきってますからね、
教師からしてもかなり自由に授業が進められてたんじゃないでしょうか?
勿論、高校の化学の範囲なんでそんな大きな実験なんかじゃなくて、
化合だの還元だの、なんかそんなよーなのばっかりだった気がするんですけど、あーあれは間違いなく学問やってたなあ、と思います。
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