伊坂幸太郎「チルドレン」
読みました。
誤字がちょっと気になる……
1人の人間を中心にその周りの人間が語り手となる短編が5編。
加納朋子さんのように、最後まで読むと短編同士が上手く繋がって
感動的な結末が……!みたいのじゃないです。
でもチルドレン2は、ちょっと感動したかも。
「その評論家にだ、テレビの洋画劇場しか観たことのない素人親爺が、『映画とはしょせん』と語ったら、どうだよ? ひどく間が抜けてると思わないか。あんたたちが今、喋ってるのはそれと同じだよ。俺たちは何百人っていう少年に会うんだぜ。分かるか? あんたたちは今、専門家に講釈を垂れているんだ。こいつは、かなり、恥ずかしい。だろ?」
(228頁)
言い回しが結構カッコよくて、内容も結構面白いんですよね。
この人の本は。
でも「結構」の域は出ないよなあ、とも。
この本、どうやらドラマ化もしてるらしいです。
でも、こういうのは得てして駄作になり下がるのが世の常というもの。
期待して見ても失望するだけなんでしょうねえ。。
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