アフリカのほうじゃ400万人近くだか以上だかの人が餓死の危機に瀕しているそうです。
400万人……恐ろしい数だ。
こういう言い方は不謹慎ですが、先日の東日本大震災すら凌駕する艱難辛苦があちらではごく日常的に存在してるわけですね。
この、日常的、てのは案外厄介なもんだなーと感じました。
聞いた話ですが、彼らに漁業を教えても、魚が気持ち悪いといって食べようとすらしないそうです。
農業を教えると、種や稲の段階で食べてしまって、とてもとても農業なんかやってられないそうです。
これは要するに、長い飢饉でその日の食べ物を確保するだけで精一杯だから、
1年後に大量の飯になるなんて考えもつかないで、またそんな先まで生きていられる保証もない、ある種の適応の末そういう選択をしているんでしょう。
ゲーム「グリザイアの果実」で、
食料がなくなった!くそー餓死なんてごめんだー!
そうだ……飯がないなら人間を食べればいいじゃん……
そうだーそうだー!殺してたべろー!
みたいなシーンがあります。
作中じゃ鬼だなんだ、ってボロクソに言われてますが、そういう状況になっていくのは自然なことだと思います。
人間以外の他の生物だって食い物なくなれば共食いし始めますわな。
でも、400万人の人間が餓死しそうなアフリカで大規模な共食いが行われているって話は聞きませんよね。
これって、そういう意味じゃ本当に不思議なことのように思えます。
考えるに、彼らにとって飢饉で、飢えにより死ぬことははごく普通なことで、
別段切羽詰った状況ではない、ゆえにえり好みはするし、共食いも行われない。
ということなのでは、と。
すごいんだかすごくないんだかわかりませんが、全く、我々からは理解に遠い国も多くあるのですね。
こういう言い方は非人道的でアレですが、
いっそ400万人全員が餓死すれば、アフリカの飢饉もちょっとはマシになるんじゃね?とか。
PR