真っ先に思ったのはですね。
殆どは中学生~高校生の作品なんですよね。
まぁ、「現代学生」だから当たりまえなんですけどね。
でも、ちょこちょこと29歳とか、49歳とか、
そんな中高年の人の作品もあるんですよ。
いや、なんというか、身の程をわきまえたらどうなの?と正直思いました。
看護学校とか盲学校とか、一応学生らしいんですけど、
でもこの趣旨としては、思春期の青少年の若々しい……
ばっさり言ってしまえば、未熟な素人の作品を集めようみたいな感じだと思うわけです。
圧倒的に、語彙や経験、趣のある感受性を兼ね備えた熟年者がしゃしゃり出てきたら、そういう若い人たちの作品が影にかくれちゃうんじゃないかな、と。
実際の少年が詠んだモノよりも、年寄りが少年らしく詠んだモノの方が、より少年らしい、とかね。
投稿したいなら、一般のものにすればいいのに。
短歌や俳句というのは結構面白いもので、
時として、詠んだ本人にも気づかないうちに、深い暗示をしてしまったりすることもよくあるんですよね。
特にこういう学生の作品には結構そういう点があると思います。
読んでて、上手いなあ、でもこれは意図してのことじゃないんだろうなあ、とか思います。
最初に述べましたが、
多くが中高生なんですよね。
で、ここ最近はどうにも暗い短歌が多いですね。
将来への不安、不満というのが伝わってきます。
探すのが「なりたいもの」から「なれるもの」へ、
とか、なんかすごい切実だわ。
なんか、高校3年で青春終わったみたいなのもあるし。
青春を終わらせるのは誰でもない自分だってのにね。
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