『あるアメリカの女性解放運動家が「すべての日本の婦女子は、古い習慣に反逆して立ち上がれ!」と叫んだが、
(中略)
だいいち、そのような反対運動は成功するだろうか。
あるいはそれによって女性の地位は向上するだろうか。
(中略)
アメリカの改革論者は、日本の女性の反乱が、まことに歴史的発展のとるべき経路だと保証できるのであろうか。これらは重大な問題である。
変化は、そのような反対運動がなくても起きるはずであり、また起こるだろう。』(155,156頁)
例えば、女性差別を声だかに主張してる人らは、
過去の、曰く男尊女卑時代の女性に自分たちを、自分たちの行いを誇れると思っているんでしょうか?
過去の女性たちが現代の女性を見て、何を思うんでしょうね。
て、これは武士道の話じゃないですね。
うーん。
この本は本当にいいと思うんだけどなあ。
外国に広める前に、日本において再認識させるべきだったと思います。
その点、新渡戸氏は重大なミスを犯してしまったというべきか、それともいわざるべきか。
中学か、高校か、そのぐらいの国語の教科書に載せるべきだと思いますね
ええ、絶対載せるべきですね。
こころとか、ぼっちゃんとか、舞姫とか、
確かに高名な文学作品に触れるのも大事ですが、それ以上に
これには、日本人として得るもの、いや、得なくてはいけないものが得られる本だと思います。
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