森博嗣「有限と微小のパン」
読み終わりました。
S&Mシリーズ完結編。
とてもきれいな終わり方でしたね。
従来の推理小説の枠組みを思いっきりひっくり返したかのようなトリックには感服至極。
「今さら、浜辺なんて歩いてどうすんの?」
「貝殻拾って耳に当てるわけ?
ねえ君……、海の音が聞こえるよ……。
ばーか、ここは海なんだから当たり前だよ。ブー。ばっかじゃない?
砂のお城作ったり、相合い傘とか書いたりしたら、大笑いしてやるから」
しんみりした流れに突然こういう文章を入れてくるって、本当にすごいと思うんですよね。
脱帽のセンス。
電車の中で笑いそうになりますた。。
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