えーと……
1989年11月9日
実は9日に更新するつもりだったんです。
もう過ぎちゃってるんですけどね。
はいはい、遅すぎですね。ごみん。
あ、はい。
ですから、11月の9日にベルリンの壁が崩壊したんですね。
その動画ってのはTVとかで見たことある人も多いんじゃないでしょーか
カップヌードルのCMで流れてなかったっけ?あれ?
とはいえ、見たことあるといっても極めて部分的なものですよね。
ですから誤解してる人も多くいるのかもしれません。
ベルリンの壁なんていうから、でっかい壁がそびえ立っているだけだと思っているんじゃないですか?多くの人は。
私が思うにですね、あれはベルリンの壁というよりベルリンのデッドラインとでもいった方が適しているんじゃないかと思います。
今手元に、1999年の11月7日の東京新聞の写しがあります。
これにベルリンの壁の実態について分かりやすい図(絵)があるんですが
すごいですね。これ。
気になる人は探してみてください。図書館に保管してあったりするんじゃないですか?新聞。
壁のデータってのが書いてあるんですけどね。すごいですよ。
壁の長さ155キロ
監視塔が302か所
監視兵1万4000人
番犬600頭
もうね、あほかと。
大体、500mおきに監視塔があって、銃をもった兵隊さんがずっと見張っているわけです。
命からがら、壁を越えてもそこからがまた大変ですね。
壁は2重構造になっていてですね。
まず、最初の壁を乗り越えたら、
地面に鉄製のクイがお出迎えです。もう嬉しくて涙が出ます。
主に赤い涙が足から。
その先には2mの金網。
さらに乗り越えると、
音響探知あるいは光学探知ケーブルと鉄条網のコンビネイション。
そして、バンカー。
それを決死の覚悟で乗り越えた先には番犬のお出ましです。
噛みつくと離しません。
噂好きのおばちゃんみたいですね。
忍法か何かを使ってそれを乗り越えると、
そこは休憩場所のように見える、
柔らかい砂場。
足跡が残るようですが、番犬に吠えたてまくられたあとじゃ大して気になりませんね。
でも地雷が埋まってるらしいので気をつけないとお陀仏です。
それをなんとか潜り抜けると、そこは堀。いや、溝。
車両通行阻止のための溝だそうですが、
深さ3~5mじゃ、生身で落ちたらもう上がってこれません。
なんとか怪盗ルパンのようにそころ乗り越えると、
真打登場。武装監視兵が徘徊しているようです。
その先に電子フェンスがあり、その向こうに待望の最後壁がそびえ立っているわけです。
これを乗り越えられれば、東ドイツから西ドイツに亡命成功というわけですね。
いや、これを通り抜けるのは不可能でしょ。
でも5000人強の人たちが越境に成功してるらしいですよ。
どんな魔術師なんでしょうか。
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