映画「亡国のイージス」見ました。
何も知らないど素人からすると、
イージス艦ってとにかくすごいものだと思ってたんですけど、
ハープーン2発すら防げず、1発直撃するだけで沈んでしまうものなんでしょうか?
終盤の、
撃たれる前に撃つ
彼は撃つ気はなかったのに
撃つ前に考えたら撃たれた
考える前に考えるんだ
てのは、面白い皮肉ですね。
例え話をすると、
静と動の機微のようなものがあったとしますよね。
静だけの世界に生きてる人には、動の機微は解らない。
そして同様に動だけの世界に生きてる人には、静の機微なんて分からない。
先任伍長が撃たれる前に撃つということが出来ないように、
彼には、相手が撃つ気があるかどうかを見分けることなんか出来ないんでしょう。
もっと大きな目で見れば、
強大な武力を持ち、すぐに武力行使という手段を用いる国は、
そういう静の機微を見つけられない。
選べたはずの穏便な選択肢が見つけられない。
平和的な解決を第一とするには、
そういう静の機微を見分ける力が必要なのであり、
日本国には核、その他武力は必要ではない。
とは、ならないんですね。
世界には動の機微もあるわけで。
日本がするべきは、武力行使という選択肢を用いることが出来る状況にありながら、絶対に用いない、という状況を作りだすことじゃないか、と。
静と動、その両方の機微を理解し、見定めることが出来る。
それが日本の目指す国家のあり方なのだ、と。
この映画は伝えてるんじゃないでしょうか。
多分後半は私の勝手な妄想で、
本来のこの映画の趣旨はもっと単純で、武力必要無いよ。
9条大事だよ。
というものだと思います(腐
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