加藤健二郎　「戦場のハローワーク」
読みました。

私はですね、フリーターや派遣切りにあった人たちが大量にハローワークに駆け込み大変な騒ぎになっている、
そんな内容の本だと思ってこれを購入したんです。
ハローワークに勤めてる（？）人も大変だろうなあ、と。

しかし読み始めるとこれが全くの見当違いの想像でした。
本当に戦場のお話でした。
戦場カメラマンのお話。

読んでみると分かるんですが、この加藤氏の行動力には感服させられます。
戦争は良いビジネスだの、金儲けのチャンスだの、どれだけおいしそうに話しても、そうそう自分の命を天秤にかけることなんか出来ませんよねえ。
迫撃砲やスナイパーの危険がある場所をのこのこ撮影に行くなんて私にはとてもとても……
実際作中にも戦死したジャーナリストの話がいくつも出てきます。
……ジャーナリストでも戦死なんでしょうか？

まあ、だからこそ、こういう職業が儲かるんでしょうけどね。